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宇都宮市明保野町の不動産鑑定士
営業範囲は日本全国、どこでもまいります。不動産鑑定士として活動しています。内容は日々を綴ったゆるーいブログです。
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野心のすすめ
2013年の林真理子先生の著書です。日大アメフト問題で矢面に立っている林理事長ですが、再度手に取ってみました。
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「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」をモットーとする作家・林真理子。中学時代はいじめられっ子、その後もずっと怠け者だった自分が、なぜ強い野心を持つ人間になったのか。全敗した就職試験、どん底時代を経ての鮮烈なデビュー、その後のバッシングを振り返り、野心まる出しだった過去の自分に少し赤面しながらも、“低め安定”の世の中にあえて「野心」の必要性を説く。
Amazonより

この頃は、物欲やステータス欲が非常に強い林先生でしたが、今はどうでしょう? まだまだ野心に燃えているのでしょうか? 
理事長職は大変でしょうが、この野心に燃えていた頃を思い起こして、頑張って欲しいと思いますよ。

お薦め度は★★★☆☆(星3つ)です。

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続・窓際のトットちゃん
42年振りとのことです、黒柳徹子のトットちゃん続編。
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古い記憶ですが、母が購入したものを譲り受けたと思われます。人生で初めて読んだハードカバーの本、自分の書棚にある一番古いハードカバーです(古本を抜かして)。本棚のトットちゃんはシミだらけですが、大切にとってあります。
私は文芸書は中古で良いという考え、ましてや発売日に買うなんてまずありません。先の3連休で一気に読みました。

内容は相変わらず、面白可笑しく、優しい語り口。なんか幼少の頃の思い出がよみがえります。

やっぱり現物が良い、新書の匂い、手に取った重み、電子書籍には無い味わいがあります
老若男女広い世代で共感できるでしょう、お薦め度は文句なし★★★★★(星5つ)です。

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ハンチバック
第169回芥川賞受賞作。
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重度障害者の主人公が、グループホームの一室からあらゆる言葉を送り出す様を、ユーモアを交えながらも鋭い言葉で描く作品。作者は、みずからも重度障害者の市川沙央氏。文学界では非常に珍しい重度障害当事者です。
市川さんは、幼少期に難病のひとつ、筋疾患先天性ミオパチーと診断されました。中学2年生には疲れやすくなって毎夜のように金縛りにあい、大事をとって入院した翌日、昼食後に病室でテレビを見ていたら眠るように意識がなくなりました。それ以来、横になる時は人工呼吸器をつけて暮らしているとのことです。

読み手によって、善し悪しの評価が変わってくると思いますが、今までタブー視されていた障がい者の【性】を正面から描いています。
こういうのを理解できない自分が愚かなのか、そもそも理解する必要がないのか、口では簡単には言えますが、障害者と対等に向き合うのは、難しいことだと感じました。
また女性として生まれ妊娠、墮胎の憧れ叶わぬ思いの怒り、これまた理解できません。

文学作品としては勿論ですが、現代社会への痛烈なメッセージ1冊でした。

お薦め度は★★★☆☆(星3つ)です。

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カフーを待ちわびて
「嫁に来ないか。幸せにします」、「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。
BOOKデータベースより
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第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞の作品です。

原田マハさんの代表作と言えるのでは。夏の終わりのこの時期に読んでみました。

沖縄の離島の真夏の青い空が目に浮かびます。
主人公の青年は手に障害を持ち、幼い頃からいじめられているわけですが、家業を継いで、細々と暮らしています。家庭を持つ同級生達の中で、ただ一人結婚を諦めている。この不器用で愚かな青年が、なんか共感を誘います。
ちなみに【カフー】とは与那喜島の方言で、いい報せ、幸せのことです。

ほんわかラブストーリー、SNSで男女がすぐ知り合えるような昨今、なかなかこういうの、おじさんは泣けますね。

お薦め度は★★★★☆(星4つ)です。

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神様のファインダー
あまりにも有名な、原爆投下後の長崎で亡くなった幼子を背負う「焼き場に立つ少年」の写真を撮影した、米国の従軍カメラマン・故ジョー・オダネルさんの奥様が夫の遺志を継いで出版されたそうです。
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↑この写真、見たことありますよねえ。

写真から戦争の虚しさが伝わりました。少年の表情ない挙動不動の姿勢、しかも背中に赤ちゃんの死体、皆さん何を感じ取りますか?
現在、ウクライナでもこんな子供がいるのでしょうか? あってはならないことです。
核兵器廃絶、世界平和。言うのは簡単ですが、政治家の方々、なんか響かないのですよ。
もう一度子供の目を見てください。強いながらも刹那なまなざし、泣けてきませんか?

お薦め度は、文句なし★★★★★(星5つ)です。

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プロフィール

あけぼの不動産鑑定                                        吉澤光彦

Author:あけぼの不動産鑑定  吉澤光彦
平成22年9月1日開業 51歳(既婚)
〒320-0845
栃木県宇都宮市明保野町6-34
明保野ロイヤルパレス202
TEL 028-678-4693
FAX 028-678-4694

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