とあるゴルフ場の不動産鑑定評価を進めてます。
ゴルフ場の不動産鑑定で一番大変な作業は「対象不動産の確定」。つまり、対象不動産の範囲がどこまでなのか、専門家の見知から判断するということです。ゴルフ場の場合、所有権部分と借地部分が混在している場合が多く、依頼者からここが対象物件ですよと指示してもらえないと、それはそれは恐ろしい地道な作業です。
今回はクライアントから物件明細が提示されたいたので、それを基に法務局で要約書を取得、その筆数約４００弱、登記印紙約２０万円分を購入。登記印紙が１０００円のものしか販売しておらず、約２００枚を手渡されるというちょっとしたハプニングもありましたが、無事次の作業へと。
あわせて公図を取得も考えましたが、かなり広範囲にわたるので、役所の集成図にて代用。１５００分の１でもA３、１０枚にもなりました。これを切り目なくつなぎあわせられるよう申請するのに、窓口で１時間格闘（確定申告時期で忙しいところスイマセンでした）。
これをつなぎ合わせて、要約書のリストを基に、対象不動産部分を色塗りしたのがこれ。

対象不動産がわからないように画像を加工してます。テーブルいっぱいの紙の上に赤鉛筆でひたすら色塗り、色塗り、これだけで丸一日かかりました。
しかし値段をつけるという、一番大切な作業はこれからです。まだ先は長そうで、今週末も休めなそうです・・・。

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