幼稚園の時の息子は人一倍泣き虫で、内弁慶な性格、やっていけるのだろうか、友達出来るだろうかと心配ばかりでした。でも幼稚園の年中さんではお遊戯会の主役、年長さんでは運動会の体操の主役になるなんてびっくりの成長。皆勤賞、体は小さいけれど、意外と丈夫な息子、俺は虚弱体質なのに・・・。
そんな中、入学式を息子は迎えました。宇都宮市立西小学校は、僅か１クラス２６名という小人数です。やはり市街地中心部の空洞化の影響は、児童の少なさにも顕著に現れています。

ピカピカのランドセル、ピカピカの机、ピカピカの文房具を新調しましたが、入学式を迎えられる当たり前の日常に感謝しなければならないと思います。本当に私達は幸せです。多くの子供が避難地で入学式を迎えたり、支援物資のお古のランドセルだったり、入学式さえ迎えられず、亡くなった子供もたくさんいます。入学式の最中、余震が何度かありましたが、狼狽せず、先生の言うことを聞いて、必死に我慢して起立していた新入生達、本当に頼もしく見えました。
息子は最近、将来は自衛隊員になりたいと言っています。ニュースに映し出される自衛隊の活動を見て、息子にはヒーローと写っていることでしょう。なかなか頼もしいと想います。正義の味方は親の高望みでしょうが、ためらいながらも階段を上るおばあちゃんの手を引くような少年になって欲しいものです。

子供達にとっての明るい未来となることを、心から祈るばかりです。
桜が満開の春の日でした。

私の通勤途中、宇都宮市新町の染井吉野も満開です。