主演の先生役は妻夫木君。6年2組の新任教師はこどもたちに「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います」と提案。ブタにPちゃんと名づけ、校庭に小屋をつくり、交代しながらえさやりから掃除、糞尿の始末まで生まれて初めての作業に戸惑う子どもたちであったが、やがてPちゃんに家畜としてではなくペットとしての愛着を抱くようになっていきます。卒業の時は迫り、教師はPちゃんをどうするかみんなで話し合って決めてほしいと提案。クラスの意見は「食べる」「食べない」に二分・・・。監督の前田哲氏は、子どもたちにセリフ部分や結末が白紙のままの脚本を渡したということです。
沖縄ではブタの声以外なんでも食べるというそうですが、いつも何気にスーパーで買ってくる加工されたお肉、これを見ると本当に手合わせて、いただきますと言わざるを得ない気分になります。
食育とは何でしょう？　食の安全性を追求することでしょうか？　地産地消でしょうか？　間違いなくこの映画は食育といえるでしょう。年頃のお子さんがいるお宅は、一回見ることをお奨めします。実話をもとにしているのでドキュメンタリータッチで、色々なことを考えさせられますよ。

ブタがいた教室 (通常版) [DVD] (2009/04/10) 妻夫木聡、原田美枝子 他 商品詳細を見る

ちなみに我が家の意見は
父（私）→食育センターに送る（食べる）
娘（小4）→食育センターに送る（食べる）
息子（小1）→食べないで下級生に引きつぐ
という結果でした。