こんなお仕事の入札案内がでています。
→　防衛局のホームページ
自衛隊が硫黄島通信所の用地を取得するというのですが、これどうやって評価するのでしょうか？
先般の尖閣諸島の不動産鑑定の問題
→　以前の尖閣諸島のブログ記事
も同じですが、価格を付けること自体は誰でもできます。
問題なのは現地調査！
そこの土地の状況がどうなっているのか、この目でみなければ何も判断できませんし、鑑定評価書への記載もできません。硫黄島の現地調査はどうするのでしょうか？　そもそも硫黄島には原則民間人は、立ち入りできません。
ちなみに私の友人の多くは、青年会議所の特別なミッションとして島に上陸しましたが、調整にあたってはそれはそれは苦労されたと聞いております。自衛隊の輸送機で現地まで送ってもらったのです。
→　青年会議所の硫黄島ミッション
勿論民間の飛行所なんてありませんし、断崖絶壁で船で近づくこともできません。民間機をチャーターして上空から視察するのでしょうか？　自衛隊が送ってくれるのでしょうか？
誰がこのお仕事を落札されるかわかりませんが、非常に困難で大変なミッションです。
私は勿論札入れしませんが、同じ不動産鑑定士として、心より適正な評価ができるよう応援申し上げます。