今年のアカデミー賞レースをよそに、昨年の作品をレンタル。メリルストリープ主演ですが、まずサッチャーにそっくりなのにびっくり、勿論演技も文句なし、昨年の主演女優賞です。

鉄の女として大英帝国を支えてきましたが、近年は認知症を患っておられるとのことです。
映画の中でなんといっても印象に残るのは、フォークランド諸島への軍事介入の場面です。
「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない。なぜならば国際法が力の行使に打ち勝たねばならないからである」
という理念はイギリス国民の絶大な支援を得たのです。今日の尖閣諸島や竹島の領土問題に向き合う日本の政治家の生温い態度と、どうしても比較してしまいます。
表向きは鉄の女のイメージですが、これを見ると苦悩の連続の人生、そして妻であり女であり優しい女性である人物像がよーくわかります。サッチャーだって家庭に入れば、双子の子供を育てたママです。家事だってこなすし、旦那さんを非常に愛しており、敬っていました。
近年の日本には、映画になるような政治家いるかなあ。日本にもサッチャーのような鉄のポリシ－、そして暖かい人間味を持った政治家の出現を切に望みます。

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