私は電子書籍なるものは嫌いで、断然アナログな現物派です。父や母が読んだ本を受け継ぎ、私が読んだ本は、娘が読んで、息子が読んで、ついでにかみさんが読む。こういった輪廻の中で、本はやつれきて手垢がつき、そして日焼けしていきます。
これは家族の歴史であり、本をとってみるとその時の想いや、生活背景が思い出されます。なんか「ビブリア古書堂」ちっくですが、これこそが味があって良いのです。本にはストーリー以上のストーリーがあるのです（わかりづらいかなあ）。本の臭いや表紙のデザイン等の装丁も需要です。本は読んだきりではなくて、人の想いの中を輪廻するいう考えが根底にあります。
こういう想いが極めて強い現物主義私だからこそ、我が家の本棚はこうなってしまいます。

常時本棚はまんぱん状態です。これでも小出しにブックオフに売却していますが、売却ついでにそれ以上の本をついつい仕入れてきてしまいます。
でも本棚の前で父と子が読書談義、いいじゃないですか。今は娘が大きくなって私の本棚から本を物色して、私にお薦めの本を聞いてくるなんて嬉しい瞬間です。
図書館ではお酒が飲めないので、この部屋で本に囲まれて飲むワインは「おつ」なものです。本好きな方、我が家でお酒でも飲みながら、読書談義をしましょう。

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