秋から初冬にかけて約２か月もかかってやっと読破しました。上下巻で約１０００ページの大作、仕事をしながらは結構大変です。めったに本を借りて読むということはしない私ですが、たまたま地元の図書館で借りることができました。２０１４年の本屋大賞に選ばれた和田竜著です。

村上海賊の娘 上巻 (2013/10/22) 和田 竜 商品詳細を見る

忠実な史実に基づき、戦国時代の瀬戸内海で活動していた海賊・村上水軍と織田信長の軍勢の戦を描いた作品です。
海賊モノは「ワンピース」とか「パイレーツ・オブ・カリビアン」など素晴らしいエンタテイメントが近年多数生まれていますが、そんな海賊モノに匹敵するのか楽しみに読み進めました。

感想は、上巻はストーリー展開が興味深くテンポ良く読めましたが、下巻に入るとストーリーが単調で、特に水上での戦闘シーンは、はっきり言って飽きてしまいました。ドタバタで終始している感じ。
あとはシーンチェンジ毎に史実の説明が入り、わかりやすいのは良いのだけれども、テンポが悪い感じになり、なんか読みづらい印象です（まあ「のぼうの城」でも同様の和田さんの作風ですが・・・）。

今まで本屋大賞受賞本は、はずさない賞と信用していましたが、今回はちょっと期待はずれです。

最後に、でもこの手のストーリーは映像にするときっと楽しいエンタータイメントになるでしょう、映画化して欲しいです。「パイレーツ」のようにね・・・。

お薦め度は★★★☆☆（星３つ）です。

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