１月末現在、宇都宮市中心部の店舗数１３１７軒のうち空き店舗数は63軒となり、空き店舗率が４・８％と５％台を切ったことが25日までに、宇都宮まちづくり推進機構などの調査で分かったと報じられました。
→　下野新聞のＨＰ

市街地中心部で空室率が下がったなあという印象は、私も確かに実感しています。特に飲食店を新規開店したいという需要はあまたで、多く耳にします。市街地中心部において、お酒を出す居酒屋やカジュアルなバ－等は、ホントここ２～３年で充実しました。
ただここで注意しないといけないのは、あくまでも「店舗」の調査であって、「事務所」は含まれていないということです。
「事務所」の方は実感として店舗とは逆に、需要は非常に厳しいという印象です。また小売店の新規出店も非常に少ない
です。あくまで「飲食店」の需要が旺盛なのです。

市街地中心部にマンションが多くできて、定住人口が増えました。このような流れは小売店舗や飲食店にはプラスですが、事務所には波及効果がどちらかというと薄いです。
店舗にしてもカジュアルなバーは集客がありますが、クラブ（お姉さんがつくような高価な飲み屋さん）は依然厳しい状況です。

お洒落でリーズナブルな飲み屋さんが、徒歩圏に多くできるのは有り難いです。でもオフィスが多く進出→非居住者の飲食需要の増加→２次会はクラブという流れがないと、いずれは頭打ちになります。本格的な景気回復とはまだまだ言えないと感じています。

事務所のホームページ　→　栃木県宇都宮市の不動産鑑定　マンション管理士　土地区画整理士のことならあけぼの不動産へ