最近、中学１年生の息子は、勉強もろくにせず、合唱コンクールのピアノの伴奏の練習ばかりしています。学級委員としての自覚、「クラスを一致団結させたい」という想いもあるのでしょう。青春まっただ中、勉強不足も親はあまりうるさく言えません。

シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキの名曲「手紙～拝啓　十五の君へ」を題材にしたテレビドキュメントからの、中田永一氏の小説を実写化したものです。

先生役の新垣結衣は、天才ピアニストとして活躍したうわさのある美女ですが、性格ががさつできつーい人。ある日、島の学校の合唱部の顧問になります・・・・。
合唱を通し、生徒と先生の心の壁と、個々人の心のわだかまりを少しずつ溶かしていく話です。この手の「学級もの」は、まあお約束のストーリー、学級崩壊→問題児登場→いじめ→先生の苦悩→クラスの一致団結→そして感動のエンディング、とべたですが、こういうのが泣けるんですよねえ。
子供より同世代の親を持つ人の方が、泣けると思います。子供たちの合唱コンク－ルというと、この映画を思い出しますよ。

自分の子が１５歳の時には、後悔ない素晴らしかったと将来思える青春を過ごしてほしいと思います。

合唱コンクール前の皆さんへの、お薦め度は★★★★☆（星４つ）です。

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