１９８７年公開というから、かれこれ３０年前の映画です。月日が経つのは早いものです。

先月、北京に行った復習として、四半世紀ぶりにツタヤでレンタルしてきました。

主人公の溥儀は、３００年以上続く清朝の最後の皇帝、秦の始皇帝から２０００年近く続く、専制政治の最後の皇帝でした。
３歳で即位、紫禁城内での外と隔離された世界、日本政府に傀儡政権の皇帝としてまつり上げられ、ソ連に連行、政治裁判を受け収容所で服役と、波瀾万丈の一生を描いた一代史は、見応え十分です。
映画の中では、中国人が英語で話すことは違和感がありますが、まあ仕方なし。とにかく中国の歴史の壮大さを、改めて感じざるを得ません。日本と最後の皇帝様の繋がりも、日本人として理解しておく必要を感じます。

即位式のシ－ンが撮影された太和殿、実際にその場に立ってみるとほんと広いです。気分は十二分、ラストエンペラーでした。

有名なラストシーンは、涙無しでは見られません。
坂本龍一担当のテーマ音楽も印象的、私の中の一生もの映画です。

お薦め度は文句なしの★★★★★（星５つ）です。

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