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宇都宮市明保野町の不動産鑑定士
営業範囲は日本全国、どこでもまいります。不動産鑑定士として活動しています。内容は日々を綴ったゆるーいブログです。
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解体・撤去費用を考慮した不動産鑑定
不動産鑑定には「取壊し最有効」という概念があります。
土地・建物一体の評価の場合で、建物が非常に老朽化していたり、明らかに周囲の利用状況とそぐわない用途である、といったように建物を取り壊して、いったん更地化するのがベスト、といったケースです。
ちなみに固定資産税評価のではこういう概念は無く、建物はどんなにぼろくなっても、若干の価値(残存価格)は残ります。「取壊し最有効」の不動産鑑定評価額は、土地の価格から建物の解体・撤去費用を控除した額ですから、相当安くなることが、御察しでしょう。

不動産鑑定士は大概、建物の解体・撤去費用の相場観はあります。木造ならいくらとか、重機が入れないと何割増しとか。

現在取り掛かっている物件ですが、困ったことに「得体の知れないもの」が土地上にあります。具体的に記載するとすぐわかってしまうようなしろものです。
解体・撤去しなければ、どうにもならんのは明らかですが、あまりにもマニアックな物件なので、私もこの費用の算出は困難です。

少し前に、森友学園の国有地売却問題が巷を騒がしましたが、あのケースも不動産鑑定士は、土地の値段は算出しますが、それから控除した埋設物の撤去費用は、外部の専門家に依頼して算出しています(まあ、その過程も不明瞭なので、問題となったのですが・・・)。

いずれにせよ、不動産鑑定士の専門範疇は限られています。外部の専門家と連携して、「得体の知れないもの」が撤去される前提の不動産鑑定を準備しています。

事務所のホームページ → 栃木県宇都宮市の不動産鑑定 マンション管理士 土地区画整理士のことならあけぼの不動産へ
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プロフィール

あけぼの不動産鑑定                                        吉澤光彦

Author:あけぼの不動産鑑定  吉澤光彦
平成22年9月1日開業 51歳(既婚)
〒320-0845
栃木県宇都宮市明保野町6-34
明保野ロイヤルパレス202
TEL 028-678-4693
FAX 028-678-4694

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