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宇都宮市明保野町の不動産鑑定士
営業範囲は日本全国、どこでもまいります。不動産鑑定士として活動しています。内容は日々を綴ったゆるーいブログです。
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「流」
直木賞作家、東山彰良氏の作品です。
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主人公は祖父が本土から台湾に移って来た外省人。この祖父は、日中戦争時、日本軍に仕えたという一家を皆殺しにしたという前科を持っています。この、祖父が戦後何年もたって台湾で惨殺されることで主人公の復讐劇と、祖父や自分の一家のルーツ探しが始まるのです。

直木賞を選評した北方謙三さんは「20年に一度の傑作だ」と高評価。
あの辛口の伊集院静さんが、「私は何度も驚き、ずっと幸福だった。これほど幸せな読書は何年ぶりだ」と評価。

最初は登場人物が台湾名のため、人物相関を理解するのに苦しみまして、文庫本に附属されている人物表を、栞にしながら読み進めます。最初はとっつきにくい印象ですが、すぐにその時代にオーバートラップ、夢中で読み耽りました。
舞台は台湾を中心として、中国、日本と股を掛け、スケールがとにかくでかいです。日中戦争や国共内戦の血なまぐさい史実、台湾ヤクザとのトラブル、切ない初恋、様々な事象が重畳的に語られ、いずれもなんか混沌としていて、リアルなのは、著者が幼い頃、台湾で生まれ育った経験なのでしょう。

題名の「流」。その意味するところは明確には語られていません。
私なりに解釈するに、「時代の流れ」ではないかと思います。混沌とした時代に生まれ育ち、青春時代を経て、大人へと成長する過程。戦時中、時流に抗えない自分と、自分の流儀を貫こうとする主人公。時代の激流に逆らって遡上しようとする思想は、重要なテーマだと感じました。
大人が読んでも絶対面白いですが、大学生あたりに読んで欲しい1冊です。

お薦め度は、文句なし★★★★★(星5つ)です。

事務所のホームページ → 栃木県宇都宮市の不動産鑑定 マンション管理士 土地区画整理士のことならあけぼの不動産へ
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プロフィール

あけぼの不動産鑑定                                        吉澤光彦

Author:あけぼの不動産鑑定  吉澤光彦
平成22年9月1日開業 45歳(既婚)
〒320-0845
栃木県宇都宮市明保野町6-35
TEL 028-678-4693
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