長いＧＷ中に見ようと思っていた映画で、高３の娘が「バイブル」とのたまう名作とのことで、amazon primeにて鑑賞。

2002 年、カリフォルニア州サクラメント。閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン（自称“レディ・バード”）。高校生最後の 1 年、友達や彼氏や家族について、そして自分の将来について、悩める17 歳の少女の揺れ動く心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描かれています。

映画本編は、全くと言っていいほど派手さはありません。大きな出来事はそれほど起こらず、悪い言い方をすれば地味な内容です。でも青春ってホントくだらない事ばかりで、そしてくだらない事ばかりで悩むもんです。今でこそ、「そんな悩み取るに足らない悩みだろ」なんて思えるけど、当時はそんなこと思えないんですよね。
地味だけどこれぞザ青春！　子供にとっては些細なことでしょうが、身近な人の愛おしさを感じられるということは、有りがたいもんです。

・親に感謝すること
・本当の友人の気持ちに寄り添うこと
・自分の可能性を信じること
こんなテーマです。

青春まっただ中の若人が自分の価値観を壊して、そして受け入れるまでの非常に痛い物語です。でもきっと鑑賞したみんなが、前向きに生きるためのヒントがもらえることでしょう。

お薦め度は文句なしの★★★★★（星５つ）です。

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