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宇都宮市明保野町の不動産鑑定士
営業範囲は日本全国、どこでもまいります。不動産鑑定士として活動しています。内容は日々を綴ったゆるーいブログです。
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奥深い山林の調査
とある奥深い(はんぱじゃない)山林の評価をしています。
資産家の方の多数ある対象物件のひとつなのですが、特段林業経営に携わっている訳でなく、相続で受身的に受け継いできたもので、ご本人も物件の概要はいざ知らず、現地踏査など一度もしたことがないとこでした。
不動産鑑定評価のため、昨日、意を決して入山してきました。

まず事前準備として、物件確定のため、必要書類を入手します。
・法務局の公図
でもこれだと縮尺の関係で所在地が全くわからないので、
・市役所税務課の集成図、航空写真との重ね図
・環境森林事務所で森林計画図(不動産鑑定士は第三者なので委任状が必要)
これを基に地図に所在地を落とし込んで、今度はグーグルマップの航空写真を開いて、上記と照らし合わせながら、対象の山林付近の座標を取得します。また、グーグルマップは真上からのみならず3D設定もできるので、どんな地勢かもビジュアルでわかります。

入山前には、市役所の森林課や地元の森林組合に問い合せして、管理の有無や入山道の整備を確認しました。山も民地なので勝手に入ってはいけないのです。

いざ現地調査ですが、持ち物は、
・安全靴(登山靴)
・熊避けの鈴
・道を切り開くための鎌(いざという時は武器にもなる)
・飲み物
・そして一番重要なのは、あらかじめ対象不動産の座標を落とし込んであるタブレット

昨今は便利なもので、スマホにGPSアプリを落とし込んでおけば、四面楚歌の森林の中でも、自分がどこにいるかわかります。また大概のGPSアプリは地図がキャッシュされるので、ネット環境でなくても地図がきちんと表示されます。仮に遭難しても座標を伝えれば、救助してもらえるでしょう。

こんな周到な事前準備、そして文明の利器とアナログな登山グッズを駆使して、山林の調査は無事終了したのでした。

最後に大切なことですが、無理は禁物です。特に案内人がいない単独での深い山の調査は、遭難や動物に襲われる危険とかがあります。
現地確認できないなら、きっぱり「できない」と断る勇気も必要と感じました。

事務所のホームページ → 栃木県宇都宮市の不動産鑑定 マンション管理士 土地区画整理士のことならあけぼの不動産へ
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プロフィール

あけぼの不動産鑑定                                        吉澤光彦

Author:あけぼの不動産鑑定  吉澤光彦
平成22年9月1日開業 51歳(既婚)
〒320-0845
栃木県宇都宮市明保野町6-34
明保野ロイヤルパレス202
TEL 028-678-4693
FAX 028-678-4694

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