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宇都宮市明保野町の不動産鑑定士
営業範囲は日本全国、どこでもまいります。不動産鑑定士として活動しています。内容は日々を綴ったゆるーいブログです。
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金閣寺
三島由紀夫御大の絶対的代表作、NHK Eテレの「100分de名著」で直前のクールでやっていましたので、テレビ放映を見ながら、並行して読み進めました。
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テレビでの平野啓一郎氏の解説は、より一層の造詣を深める結果となり、非常に有意義でした。

読んだのは多分大学生の時以来。

寺が寝静まる。私は金閣に一人になる。
吃音の悩み、身も心も奪われた金閣の美しさ――昭和25年の金閣寺焼失事件を題材として、放火犯である若い学僧の破滅に至る過程を抉る問題作。
1950年7月1日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。


「金閣寺」は主人公の告白体で記されているので、大部分が「私」という一人称で進むのが特徴です。嫌でも三島由紀夫そのものとしか考えられません。
序盤は、幼い頃から吃音で言語表現に困難をもつ主人公が孤独との葛藤、父親から「金閣寺ほど美しいものは地上にはない」といわれて育ちますが、孤独故のコンプレックス、あの有名なフレーズ「孤独は太る豚の様に」は三島の幼少期の心象の象徴でしょう。
その後の人生のおける挫折、そして金閣への憧れ。金閣を放火するに至る過程の心理描写は、三島の生き写しのようです。
最後、金閣を放火して主人公か「生きようと思った」と締めくくりますが、実際の三島は自決を遂げます。永遠の美を小説の中で焼き払った三島。小説だけでなく、三島の生き写しだと思って小説を読むと、三島が何を訴えたかったのか、謎が解けるような気がします。

齢を重ねてから読むのは、大学生の時に思った感覚と全然違います。三島が自決した齢を超えたからこそ、わかるものもあるかもです。
おじさん、おばさんにもう一度、人生を振り返りながら読んで欲しい。

お薦め度は、文句なし★★★★★(星5つ)です。

事務所のホームページ → 栃木県宇都宮市の不動産鑑定 マンション管理士 土地区画整理士のことならあけぼの不動産へ
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Author:あけぼの不動産鑑定  吉澤光彦
平成22年9月1日開業 51歳(既婚)
〒320-0845
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